ケヤキの優良木はどのようにつくるの?

ケヤキ優良形質品種の開発

 広葉樹のなかでも、特段に利用価値が高いとされるケヤキ。

 お寺や神社、大きな民家などには、巨樹・銘木があり、森の中や都市の公園から村の民家まで、日本の至るところに見られます。

 東北育種場と関係県では、ケヤキ優良形質候補木を181個体選抜し、増殖・保存を行っています。また、東北育種基本区ではケヤキモデル採種園造成に取り組んでいます。




《ケヤキ優良候補木の選抜基準》
  1. 成長が良好、樹勢が旺盛、樹高及び胸高直径が比較木より大きいこと
    (比較木がとれない場合は、成長が良好で樹勢が旺盛であればよい)
    ※比較木とは、樹齢及び環境条件がほぼ等しく候補木から 10m程度の範囲内の三大木
  2. 幹が単幹で、通直性、完満性及び正円性に優れ、ねじれが小さいこと
  3. 枝下高が高いこと
  4. 諸被害を受けていないこと

ケヤキ優良形質候補木の保存(東北育種場)
写真1 ケヤキ優良形質候補木の保存(東北育種場)"

選抜したケヤキ優良形質候補木本荘101号(秋田県内)
写真2 選抜したケヤキ優良形質候補木本荘101号(秋田県内)

モデル採種園とは?

 広葉樹の採種園は、東北育種場内にブナの採種園があるのみで、東北育種基本区では他に造成されていません。そこで、どのように採種園を設計すれば良いのかなどの「採種園等の造成技術」や「検定技術」などわからないことが多いため東北育種場内にモデル採種園を造成します。モデル採種園から得られたデータはマニュアルなどにまとめられ、東北育種基本区の情報として県の採種園を造成する際のもととなります。また、広葉樹は種子を多量に、安定的に生産するための「着花促進技術」も確立されていないことから今後のさらなる検討が必要です




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